生地幅 |
約132cm |
素材 |
ポリエステル100% |
ゆうパケット(250円+税)可能サイズ |
150cm |
ミシン縫製を考慮しセレクトした、しなやかなサテン
ダブルサテン
セレモニーウエアに適したサテン生地です。
ミシン縫製を考慮して、一般的に「サテン」と言われる生地より縫製しやすい、織組織違い・二重組織「ダブルサテン」を用意しました。
織りの工程で、二重織りしているため、ダブルガーゼのような、2枚の生地を接結した生地では、ございません、一枚の生地です。
それらしいセレモニーウエアを作りたい願望
「セレモニーウエア」や「フォーマルウエア」を製作したい、と思っておられるお客様も、いらっしゃると思います。
凝ったものではなくても、ブラウスだけ、スカートだけなど。
私も、常に願望は、あるものの、トゥルトゥル(ツルツル)滑る薄手生地の縫製は、そう得意ではありません。
しなやかで落ち感のあるとろみ素材は、当店の主力商品でもあるので、もう半歩くらい進めば、それらしい作品も製作できると思い、慎重に生地選びをしました。
式典用生地
ハンドメイドで製作する事を前提に、合繊繊維の品揃えが充実しているテキスタイルメーカーの営業さんに相談しました。
[この取引先に、希望通りの生地がなかったら、他どこにもないだろうというくらい、この類の生地品質・品揃えに関して信頼している取引先]
「国産のフォーマル用のツルツル滑らないしっかりめの生地を用意しました」と複数点揃えて下さり、その中から厳選しました。
マットな色合い
ツヤなしマットな色合いが、とても上品な印象です。
「サンドベージュ」は、アイボリーより、少し鮮やかさ[黄み]を抑えたベージュよりの優しいお色です。
「フォーマルブラック」は、深みのある「真っ黒」、生地メーカーの同じシリーズで一般的な「ブラック」もありましたが、今回、濃い黒「フォーマルブラック」を選びました。
生地厚
中程度です。一般的なサテンのイメージから想像する「薄手」生地ではなく、適度な厚みがあります。
反発感と膨らみ
強いハリはなく、生地にプリプリとした反発感/膨らみがあります。[生地をクシュとまとめると、自然に元に押し戻そうとする力・弾力性]
シワになりにくい
セレモニーウエア製作を想定した場合、シワになりにくいのは、嬉しいポイントです。
透け感
二重組織「ダブルサテン」なので、透け感は、ございません。
手触り
なめらか+少しサラリとしたタッチです。
生地の方向性
生地の方向性は、ございません。差し込み裁断可能です。
ストレッチ性
軽度のストレッチ性があります。
縫製に影響があるような高いストレッチ性ではありません。
むしろ、二枚の生地を重ねて縫う際(例えば、衿見返しと身頃、前後身頃など)少しストレッチが効いている事で、製作時のこのような場面で、生地を合わせやすいと感じました。
ナチュラルなストレッチ性があるので、比較的体にフィットした作品の場合、着心地良い作品を製作できます。
生地の印象
華美になり過ぎない、上品で女性らしい印象です。
製作用途
フォーマルウエア、もう少し軽めのセレモニーウエアに、おすすめできる生地です。
ドレープ性や落ち感に優れていますので、女性らしいシルエットの作品作りに適しています。
ただ、フォーマルウエアやセレモニーウエアは、女性らしさが強調されたデザインより、比較的シンプルな形が多めです。私の手持ちのフォーマルウエアもそうです。
この生地は、女性らしさだけではなく、上品でキチンとした感じも合わせ持っています。
シンプルで、スッキリとしたシルエットの羽織(フォーマルウエアでよく見かけるタイプのシンプルな羽織)、ワイドパンツ、テーパードパンツなどパンツ全般、ブラウスやスカート、ワンピース等を製作されても、さまになる=それらしい作品を製作する事ができます。
縫製時に気付いた事
見た目や印象より、実際は丈夫な生地です。
織りが繊細なので、薄地用の針糸が良いかと思いましたが、普通地用針糸で、問題なく縫製できました。
ミシン台からツルツル滑らないかに関しては、少々滑ります。天然繊維生地で、たまにミシン台から滑りやすい生地があります、それらと同程度です。
他、シワになりにくい生地ですが、アイロンは、少々かかりにくいです、アイロンは低温までの温度で、かけてください。
水通しテスト/完成作品の取扱いについて
水通し後、タテ/ヨコともに生地の縮みは、ございませんでした。
ご家庭でのお洗濯が可能です。
吸水性/速乾性に優れた生地です。
カラー展開
・サンドベージュ(アイボリーより、少し鮮やかさ[黄み]を抑えたベージュよりの優しいお色)
・フォーマルブラック(深みのある「真っ黒」)